SIG SAUERがM18ピストルの民間バージョン、P320-M18を発表
アメリカ海兵隊のサイドアームとして制式ピストルとなったM18だが、その民間市場向けモデルであるP320-M18が発売されることがSIG SAUER (シグ・ザウエル)によって発表された。SIGはアメリカ陸軍などの制式ピストルであるM17の民間モデルP320-M17も既に発売しており、これでアメリカ軍が採用する最新の軍用ピストルとほぼ同一のモデルがどちらも一般市場で手に入れられることになった。
M18はM17のコンパクトバージョンで、ショートバレル・ショートスライド化が施されたキャリーレングスのハンドガン。軍用モデルと民間モデルのはっきりとした差は発表されていないが、民間向けでもほぼ同等の性能や機能を持つモデルとなっているとみられる。民間モデルのP320-M18でもMHS(モジュラーハンドガンシステム)として軍から求められた仕様と同様に、光学機器をスライドにマウントできるナイトサイトリアプレートを備えている。トリガーやスライドリリース、セーフティーなどコントロールパーツのカラーリングはブラックとなっており、外見上の軍用モデルとの差は刻印以外ではその程度のものとなっているようだ。
P320-M18は既に出荷がはじまっており、もう何日も掛からずに民間市場での販売がはじまるもとの思われる。先日はアメリカ軍へのM17/M18の納入数が100,000万挺を達成したニュースもあったが、これらの追い風の影響も受けてしばらくはSIGがさらに業績を伸ばすことになりそうだ。